霊魂学 ときどき ねこと龍と名古屋のことと

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クロ

 

クロがここにやってきたのは、今から二年ほど前ですから、一番の新参者です。

 

畑の隅のゴミ捨て場にやってきて、残飯をあさっているのを見かけたのが最初でしたが、体は痩せ細って、毛につやもなく、足が悪いのか片足を引きずっていました。

 

とにかく、食べられるものなら何でも食べるというふうで、ガツガツとゴミをあさっていました。

 

そのうち、他のネコたちが食べ残した食べ物を狙うようになり、あげくは、他のネコたちが食べているのを横から奪うようになってしまいました。それで、仕方なく、クロもいっしょに食事を与えるようになったのです。

 

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(なんか くいもん くれにゃ~)

 

さて、クロは、オスネコですが、かなり変わっています。オスは、普通、食事の時はやって来ても、たえず縄張りを徘徊し、じっとしていないはずなのですが、クロはここから離れようとしないのです。

 

当然、ここに来た当初は、オスですから、フッくんや近所のオスネコから何度も追われました。体がクロくて一見精悍そうに見えるものの、ケンカが弱く、弱点の足を噛まれ、足を引きずりながら逃げまわるのですが、すぐにまた戻ってくるのです。

 

そのうち、他のオスネコもあきらめたようで、今では、大きな顔をしてここに居ついてしまいました。

 

しかし、根っからのノラネコだからか、あるいは、どっかで人間にひどい虐待を受けたのか、人をひどく恐れていて、なかなかなつきません。

 

そして、飢えの経験からか、食べ物への執着が非常に強く、食事をしているときに、手などを近づけると、威嚇したり、引っ掻いたりする始末です。

 

また、自分の食物があるのに他のネコたちの食べ物を横取りしに行ったり、最後までそばで様子をうかがっていて、他のネコの食べ残しをきれいに完食してしまうのです。

 

そういうことで、最初に来た時と比べると、毛並みも良くなり、また、びっくりするほどおなかが大きくなってしまいました。

 

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(今じゃ こんなにリラックス)

 

でも、最初の頃から比べると、少しずつ人に慣れてきているように思います。今後は、頭や体を撫でるところまではいかなくても、食事中、引っ掻いたりしないようになってほしと思っています。

 

 

 

そんな猫たちの死後のことは こちら!

 

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