霊魂学 ときどき ねこと龍と名古屋のことと

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フッくんの災難(2)

以前、フッくんが、病気のネコとケンカをして接触したためか、ダニが原因の皮膚病に罹ったこと、でも、動物病院でもらった薬を塗ったら、きれいに治ったことなどを書きました。

 

 

しかし、フッくんの厄災はそれだけではなかったのです。何日かおきに帰ってくるのですが、どことなく右目の状態がおかしいことに気がつきました。そして数日ほどして、帰ってきたときには、驚いたことに右目が大きく腫れあがって、ちょうど網膜剥離のような状態になってしまっていたのです。

 

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とにかく、ご飯を食べたら、まわりを警戒して、すぐどこかへいってしまうので、よく観察できなかったのですが、しばらくたってから帰ってきたときに、あらためて目をみると、今度は、眼球が干からびたような状態になっていました。完全に右目は死んでいて、かろうじてぶら下がっているといった感じだったのです。そして、それから何日かたったあとに帰ってきたときには、もう眼球なくなっていました。

 

おそらく、他のネコとケンカしたのが原因で、目に傷を負ったのが、だんだん悪化してこのような状態になったのだろうと思います。

 

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ずっと以前、ネイビーというオスネコいたとき、ケンカをして眼球を噛まれ失明したことがありましたが、どうしたわけか、私が世話をしているネコで失明したのはこれで二度目のことになります。

 

しかし、今まで、たくさんのネコを世話してきましたが、飼いネコ、野良ネコを問わず、オスネコ同士の縄張り争いには凄まじいものがあります。その境遇は去勢されて室内で飼われている元オスネコと比べると雲泥の差があるように思います。今まで、世話をした何匹のオスネコがより体の大きいネコの執拗な襲撃にさらされて、二度と帰って来れなくなったことでしょう。

 

しかし、フッくんは、こんな状態になっても、決して生まれたところを忘れずに、何日かに一度は危険を冒しながら帰ってきてくれるのです。長いときは、3ヵ月もどこかで暮らしていたのに忘れずに帰ってきてくれたのです。

 

その健気な姿を見ると本当に胸が痛くなります。ですから、帰ってくると、何はさておき、飛んで行ってご飯をやるのですが、ひとしきり頭をすりつけてからでないと食べ始めません。やっと食べ始めると、私は、フッくんがご飯を食べている間中、ずっと撫で続けてやるのです。しかし、ご飯を食べたあとは、ゆっくりくつろぐこともできないようで、あたりを警戒しながら、また、すぐどこかへ去ってゆきます。

 

私は、ただ、その後ろ姿を見えなくなるまでじっと見送り、また帰ってきてくれるようにと、また会えるようにと祈ることしかできません。

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半ば野良化したオスネコの寿命は、10年もないだろうと思います。ですから、フッくんの命もあと2、3年ほどではないかと思うのですが、今生きることがどんなに厳しくても、死後は絶対に幸せになってほしい、いや、してあげたいと思っています。

 

さて、では、ネコの死後の幸福はどうしたら得られるのでしょうか? ただネコを愛するだけでいいのでしょうか? 『ネコの死後はどうなるの?』によると、残念ながら、生前、飼い主に愛されただけでは、死後の幸福は得られないようなのです。飼い主の幽体という死後使用する身体が健全でなければ、その影響を受けて、いかに生前、飼い主に愛されようと、死後、ネコにとって大変辛い世界に行かざるをえないということなのです。

 

 

ネコを真の意味で幸福にするには、なんと、飼い主が霊的トレーニングを行いその幽体を鍛えることが必要だということなのです。

 

ともかく、ネコを心から愛する人、また、ネコの死後の幸福を願う方は、是非、一度、『ネコの死後はどうなるの?』を読んでみていただきたいと思います。

 

 

 

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