霊魂学 ときどき ねこと龍と名古屋のことと

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謎解き ~うさぎさんからの投稿です~

血気盛んな5人の若者がいました。

 

その5人の若者達は会社の新入研修のため富士山麓にある会社の別荘にやってきました。彼らが少し緊張した面持ちで別荘の玄関の前に立つと、玄関には張り紙がありました。

 

そこには、「中に入る前に外で身を清めるべし」と書いてありましたので、どういうことなのか、それぞれ考え込みました。

 

1人が、森の方へ行く一本道があったので、「森の中できれいな空気を吸って森林浴をしてから中へ入れということなのかな」と言いました。他に考えが浮かばなかったので、全員荷物を降ろして森の方へ行くことにしました。

 

森の中は意外と明るく空気も澄んでいて、何か、ハイキングに来たような気分になり、奥の方へ進んでいくと、富士山の伏流水から流れ出た小川に出会いました。その、あまりにも澄み切った水を見て、皆でさっそく小川に手足を浸けることにしました。

 

その冷たさが心地よく、今まで何か不安だった気持ちがさっと解け、清々しい気分になり、何だかわかりませんが、清められたように感じました。「これだ。これでいい」と5人全員が納得しました。

 

皆は来た道を引き返して別荘に戻りました。そして、中へ入ると、次の指令を書いた紙がありました。そこには、「部屋の中へ入るべし」とあり、5人は指令通り、恐る恐る大きな部屋の扉を開けて中に入りました。

 

不思議なことに、なぜか、部屋は照明が消されていて、光りが部屋の中央に集められていました。中央の光はとても明るく、5人は引き込まれるように歩みを進め、光の輪の中に入りました。

 

すると今度は、先程、小川の水で清められた以上に何か光の力を感じました。心がますます清められていくような感じを5人で共感したのです。それによって、光りの暖かさに包まれて、心の奥からリフレッシュしていくような不思議な感覚を体験しました。

 

しばらく光の輪の中にいましたが、一つのスポットライトが窓の方を照らしました。そこには次の指令がありました。「全員、窓の外のバルコニーに出るべし」でした。カーテンを開けて大きなバルコニーに出ることにしました。

 

大きなガラス戸を開けて外に出ると、富士山から吹き下ろして来たであろう、何か霊気を伴ったような心地よい風が5人に向かって吹いてきました。その風は体を通り抜けるがごとく吹き続けるのでした。

 

これもまた、今まで味わったことのない魂が洗われていくような不思議な体験でした。あまりの心地よさにしばらく風に吹かれていましたが、やがて、バルコニーのテーブルの上に置かれている紙に気がつきました。そこには次の指令が書かれていました。

 

「応接室に行き、課題の本を読むべし」と書いてありましたので、5人は応接室に向かいました。入ってみると、机の上に本が置かれていました。

 

『神伝禊法』、『神伝鎮魂法』、『神体』、『霊魂イエス』、『龍』、『二本足の霊魂』、その他にも数冊ありました。

 

すでに5人は、人生で初めての経験を重ねてきたこともあり、初めの不安そうな顔つきは、なぜか晴れやかな、そして清々しい安堵感に満ちた表情に変わっていました。

 

5人は、ソファーに座り、それぞれ、課題である本を読み始めるのでした。そして、本の中で不思議な体験の謎解きをして行くのでした。

 

おしまい

 

皆様も、これらの本を読んで謎解きを体験してみてください。

 

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