霊魂学 ときどき ねこと龍と名古屋のことと

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「私」-世界の中心- ~匿名さんからの投稿です~

今でこそ、地球が太陽の周りを回っているということは当たり前になっていますが、古代から近世に至るまで、ずっと、地球は宇宙の中心にあり、すべての天体が地球の周りを公転していると考えられていたようです。

 

このことは、基本的に科学や技術の未発達によるものと思われますが、私には、単にそのように見えたからというだけではなく、肉体の脳に固有の、まず、己があり、すべて自分を中心にしか物事を考えられないという属性に原因があると思えてならないのですが、どうでしょうか?

 

どれだけうぬぼれていようが、どれだけ自己卑下し自己嫌悪に陥っていようが、すべて自分が中心であり、自分が大事なのであり、最大の関心事なのです。天動説のように、すべてが自分を中心に動いているように思えてしまうのです。

 

とにかく、いつも自分は特別な存在です。たとえば、自分がうぬぼれていても、それがうぬぼれとはなかなか認識できません。他者がうぬぼれているのを見て、自分を鏡に映すごとくに、それがどれだけ愚かなことかを感じ、それを自分に移し変えて考えたとき、やっと、自分もそうであるということが分かるのです。

 

ところで、人は己が単なる肉的な存在ではなく、本当は霊的な存在であるということも、己自身では容易に思い至ることができないのではないでしょうか? 高貴な霊的存在と交流し得る偉大な師を媒介とし、高級霊魂のメッセージに耳を傾けることによって、そのことを明確に認識できるようになるのだと思います。

 

とにかく、多くの人が、その本質が物質的な存在ではなく、魂としての巨大な意識体であるということを自覚するというような、天動説から地動説へのコペルニクス的転回のような事態が、一日も早く訪れてほしいものだと思います。

 

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