競争社会と霊魂学 ~匿名さんからの投稿です~
振り返ってみますと、子供の頃から親に、他の人と仲良くしなさい、争ってはいけないとさんざん言われて育ってきました。
しかし、だんだん大人になって行くにしたがい、この世の中というものは、競争が主で、他人との協調、協力は、社会の存続、安定を維持するための補完物であることを思い知らされることになります。
ですから、何事も条件反射的に他人と自分を比べて、その優劣、高低、上下を見定めるという思考回路が働いてしまい、どんなに一人ひとりの個性の大切さや価値を強調されても、どこか空しい感じがしていました。
でも、水波霊魂学を学ぶことによって考え方に変化が生じてきたように思います。
霊魂学によって、単に他者と優劣を競うことに真の価値はないということ、つまり、各人の魂の歴史が大きく異なる以上、今生のテーマが各々で異なるために、他者と優劣の比較ができないものだということを学びました。
とは言いましても、霊的トレーニングを始めた当初は、すぐに他者のことが頭をよぎりましたし、現在においても、完全に払拭できたとは言えませんが、徐々に変化してきているものと確信しております。
とにかく、比較できない各々の固有のテーマを見据え、霊的な進歩、向上を目指し、一歩一歩前進して行きたいものだと思います。