霊魂学 ときどき ねこと龍と名古屋のことと

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廃村を訪ねて2-今畑集落― ~匿名さんからの投稿です~

今回は、霊山(りょうぜん)のふもと、芹川の源流部にある今畑という集落を訪ねてみました。

 

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今畑集落への登り口

 

 

霊山へ至るルートはいくつかありますが、ここはそのルートの一つの入り口にあたります。林道から徒歩で10分ほど登った、相当きつい山の斜面にあり、よくこんな急な斜面に人が住んでいたものだと思うくらいのところです。

 

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集落跡の石垣と水場

 

 

実は、今から30年以上も前になりますが、自然観察会に入っていた頃、ここで2、3人の友人と宿泊したことがあります。その頃、すでに住んでいた人達は全部、町へ出ておられましたが、一戸だけ、週末になると戻ってこられる家があったので、泊めてもらったのです。

 

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昔、泊めてもらった家。この一戸だけが残存する民家です。今は地方自治体が管理?

 

この家には、代々伝わる宗教的な祭壇や祭祀の道具があるということでした。昔、霊山が信仰の山であった頃、修験道の行者が行き交ったのでしょう。

 

なお、山の中腹にあるのに今畑と畑がつく地名になっているのは不思議だと思われるかもしれません。

 

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聞くところによると、このあたりでは、標高数百メートルというような、それも住居から1キロも、2キロも離れた山の上で畑作が行われていたようなのです。ですから、畑という地名があっても不思議ではないのです。

 

とにかく、乗り物で移動することしか頭にない我々からすると、考えられないことですが、思いもよらないのはこれだけではありません。今は、芹川を下流からさかのぼって車で来ることが可能ですが、昔は川沿いに上ってくる道はなく、尾根に登り、峠を越えて、町へ出ていたのだそうです。

 

 

今畑の裏手にある山の斜面には、昔、来たときは立派なブナ林がありましたが、その後、伐採され杉の植林がされています。しかし、少しだけブナの大木が残っていました。

 

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ブナの大木

 

 

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登山道から見る霊山の南西尾根 10月の後半だというのに、まだ紅葉が本格化していません。これも温暖化の影響でしょう。

 

 

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