山里の風穴 ~匿名さんからの投稿です~
鈴鹿山脈北端にある霊山(りょうぜん)に端を発する芹川の上流は、芹谷と呼ばれていますが、この芹谷一帯には、廃村が幾つかあり、今までに二か所ほど紹介してきました。
さて、この芹谷の集落が全部廃村になっているわけではありません。山腹ではなく、芹川沿いにある河内という集落には、減少しつつあるものの、人が暮らしています。
この河内には、四つの小字がありますが、その内の一つ、宮前には、「河内の風穴」と呼ばれる鍾乳洞があります。今回は、この鍾乳洞を紹介したいと思います。
宮前の集落
鈴鹿山脈の北側は、石灰岩帯で、大小の鍾乳洞が幾つもある中、この風穴は、総延長が10,000メートル以上あって、全国で3位と言われていますが、まだその全体像は解明されていないということです
入り口はとても小さい
その昔、洞窟内に犬を放したところ、鈴鹿山脈の反対側、遠くの伊勢市に出てきたという伝説が残っており、また、いなべ市の「篠立の風穴」につながっているとも言われています。
相当にオーバーな表現だと思いますが、それでも中は、学校の体育館くらいの広さがあり、ライトアップされていて大変きれいです。
なお、洞窟の中にも水が流れていましたが、洞窟の外の岩の裂け目からきれいな水がたくさん湧き出していて、川になっていました。
洞窟の横を流れる清流
龍 - 霊魂の世界から舞い降りた霊力 (MyISBN - デザインエッグ社)
- 作者: 水波一郎
- 出版社/メーカー: デザインエッグ社
- 発売日: 2017/01/02
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
- この商品を含むブログを見る