「五僧越え」-近江と美濃を結ぶ古道- ~匿名さんからの投稿です~
岐阜県大垣市上石津町と滋賀県犬上郡多賀町を結ぶ上石津・多賀線は、かつて「五僧越え」と呼ばれた古道と大体重なっています。
かつては、美濃・北勢と近江を結ぶ山越えの利便な道として多くの通行人でにぎわったということです。
今回は、この五僧越えの道中にある三つの集落跡を訪ねてみました。
前方の山を越えて行きます。
起点となる多賀町来栖の集落。
杉坂峠と杉の大木。
杉坂峠から琵琶湖を臨む。
廃村となった「杉」の集落跡。
保月の集落跡 盛期は、宿屋もあったということです。
五僧の集落跡 上石津町の時山から5人の僧が移り住んだのがその名の由来だそうです。
五僧峠から上石津町時山方面を臨む
ここを訪ねるのに半分は徒歩、残りの半分は車を使用しましたが、林道時山多賀線が開通したのが平成22年ということですから、車で全線通れるようになったのは、ついこの間ということになります。
この道が昔は利便な道であったということを聞くにつけ、時代の大きな変化を感じざるを得ません。
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