霊魂学 ときどき ねこと龍と名古屋のことと

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かつての超能力ブームは今 ~匿名さんからの投稿です~

振り返ってみますと、水波霊魂学は、当時、超能力、或いは、霊能力一辺倒の風潮のなか、唯一、それらの危険性を強く警告する形で登場してきたように思います。

 

自分なりにその危険性をいつも肝に銘じてきたつもりでおりましたが、超能力ブームが去るにしたがい、その奇妙な超常思想を問題視することが少なくなってきたように思います。

 

しかし、どうもその問題が根本的に解決されないまま、今に至っているのではないだろうかという思いを抱いています。

 

それは、超能力の根底にある、言ってみれば、「神抜きの人間至上主義」、あるいは「霊的な装いをこらした物質至上主義」といった考え方がずっと生き延びてきたのではないだろうかという思いです。

 

もっとも、それらは新たな装いをこらし、よりソフトでスマートな形をとってきています。

 

ビジネスやスポーツの世界での成功哲学の一部として、或いは、自己啓発思想として世の中に流布してきたように思われます。

 

それを端的に表すものの一つが、「思いは、イメージは、必ず現実化する。」といった考え方ではないかと思います。せっかく、物理次元を超えた認識を持ちながら、その帰結するところは、現世、地上の世界での成功であり、物質的、物理的な成果なのです。

 

そして、もっと大きな問題点は、不道徳な霊魂の関与による霊的な障害の危険性がまったく考慮されていないことです。

 

どうせ物理次元を超えるというなら、せいぜい百年足らずの地上の人生のみに固執せず、水波霊魂学において絶えず主張されてきたように、人間の正体とは何か、霊的生命体としての人が生きる真の目的とは何か、を探究することにこそ目を向けていただきたいものだと思います。

 

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