紅葉の権現谷(ごんげんだに) ~匿名さんからの投稿です~
鈴鹿山系霊山(りょうぜん)から流れ出る芹川の最上流部に妛原(あけんばら)という集落がありますが、この集落のあたりで、北東から流れ下る権現谷と北西から流れ下る大洞谷とが合流し、芹川となって流れ下っています。
今回は、紅葉の権現谷を訪ねてみました。この権現谷では、その名前からも分かるように、昔、山岳宗教の行者が修行をしていたということであり、「行者窟」という看板とともに木の鳥居と岩屋があって人目を引きます。
この行者窟は、過疎化が進んでいるものの、僅かに残っておられる妛原(あけんばら)の住民の方々が「権現さん」として祭祀を行っておられるようです。
なお、権現谷は、両側を石灰岩の絶壁に囲まれた荒々しい谷であり、今でこそ、林道が通っていますが、昔は、修行者が通る道はあっても、ちゃんとした道はなかったのではないかと思います。
私が訪れた時は、標高500m以上の山腹は、葉っぱが枯れて褐色に変わっていましたが、谷間はこれからという感じでした。モミジの紅葉もきれいですが、私は、様々な木々が色づく山の晩秋の風景が好きです。
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