霊魂学 ときどき ねこと龍と名古屋のことと

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「霊能力者」の悲しい運命 ~匿名さんからの投稿です~

私も、恥ずかしながら、霊的な世界や霊的な修行法に関心を持ち始めた頃は、「霊能力」というものにあこがれたことがありました。

 

しかし、水波霊魂学を学び、霊能力者というものの真実を知るにしたがい、こんな過酷で割の合わない仕事はないということに気がつきました。

 

もっとも、大部分は、インチキやニセモノであったり、霊能力はあるが、背後に邪霊がついていたり、といったものであり、それらは除外するとして、一部、真面目で献身的とされる霊能者のきびしい現実と彼らに待ち受ける悲しい運命について少し触れてみたいと思います。

 

まず、依頼者の側の過度の要求に問題があると思われます。『霊的能力の謎』にもあるように、本来、霊能力者というのは、何かを当てるということではなく、相談者の霊的な状態を指摘するのが仕事であるはずですが、それよりも、まず、何か知るはずのないことを言い当てなければならず、それが有能な霊能力者の条件とされてしまうのです。

 

霊能力者といっても、万能ではないのであり、できることには限りがあるのです。嘘をつかない真面目な霊能力者は、自分のもてる能力を最大限生かして、相談者の役に立つ情報を与えようと努力するのですが、テレビなどに登場するいかがわしい霊能力者の派手なパフォーマンスの影響で、相談者は、霊能力者にスーパーマンであることを要求するのです。

 

そのために真面目な努力は評価されず、レベルが低いと決めつけられてしまうことになり、真面目な霊能力者は、看板を上げても相談者が来ず、生活ができなくなるので、やめてしまわざるを得なくなるのです。

 

よって、残るのは、インチキ、ニセモノ、詐欺師ばかりになってしまいます。

 

とにかく、このように無理なことを要求される霊能力者は大変なのですが、それだけではなく、さらに、自分の身に大きな危険が及ぶのです。

 

相談者のためを思い誠心誠意、力を尽くせば尽くすほど、相談者からの重く低い想念を受け続けて幽体を壊し、非業の死を迎えるばかりではありません。相談者についてくる霊魂の中には、大変恐ろしい霊魂がいる場合があり、そのような霊魂と対峙すると霊能力者の幽体は傷だらけになり、また、邪悪な霊魂の幽体から出た汚い幽気が染みついてしまいます。

 

そうなると、もう決して高級な霊魂と接することができない幽体になってしまい、その霊能力者が死んで、どこか恐ろしい世界へ連れて行かれても、高級な霊魂はまったく分からないということになり、その結果、死後、何百年、何千年と苦しむことになるのです。

 

こうした恐ろしい危険と隣り合わせの職業はめったにないにもかかわらず、人は、無料奉仕をさえ要求するのですから、人助けのためなら、死後、地獄のような下層の世界で永遠に苦しむことも厭わないという人以外は、ゆめゆめ、霊能力者などになろうと考えてはいけないということです。

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